古民家の解体費用はいくら?相場から内訳、費用を安く抑える方法を解説

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古民家の解体費用が、いくらなのか知っていますか?

実は、古民家の解体費用は木造建築の解体と変わらない、坪単価3~5万円が相場になります。

そして、この費用を安くするには、補助金を活用したり、建物滅失登記を自分で行うなど、様々な方法があります。

  • 古民家の解体費用の相場は、坪単価3~5万円になる
  • 補助金の活用や、建物滅失登記を自分で行うなど、解体費用を安く抑える方法がある
  • この記事では、古民家の解体費用を知りたい人、古民家の解体費用を少しでも安く抑えたい人のために、古民家の解体費用について、そして解体費用を安く抑える方法を解説します。

    これで、もう古民家の解体費用について悩む必要はありませんよ。

    最後まで読めば、古民家と古屋の違いや、古民家の活用方法まで紹介します。ぜひ、ご覧ください。



    1. 古民家と古屋の違い

    実は、古民家と古屋は似ているようで、全く違う家です。

    古屋はただの古い家ですが、古民家の場合、文化財として見られることがあります。


    明確ではありませんが、50年以上経過した民家は、日本の伝統的な建築様式に合わせて造られているため、文化財の価値が高いです。

    この伝統的な建築様式とは、釘を使わずに、木を組み合わせて造られました。有名な事例だと、世界遺産の白川郷が、伝統的な建築様式を使った古民家になります。


    このように、古民家は古屋と同じように「空き家」に該当されますが、古屋とは違う、文化財としての価値を持った家です。

    そのため、あえて解体せず、活用する事例も出ています。

    古民家の活用については、後ほど解説します。

    「古民家の活用方法」

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    それでは、古民家の解体費用について見ていきましょう。


    2. 古民家の解体費用

    古民家の解体費用は、木造建築の解体費用とほぼ同じです。なぜなら、多くが鉄骨や鉄筋コンクリートを使った時代に建てられた家ではないからです。

    そのため、古民家を解体するということは「木造建築」を解体すると考えてください。

    それでは、具体的な費用はどれくらいなのか見ていきましょう。


    2.1. 解体費用の相場

    古民家の解体する場合、坪単価3~5万円が相場になります。

    これは、木造建築の解体費用と同じ相場です。

    木造建築の場合、建築物の中ではもっとも安く解体できるので、比較的余裕をもって解体することができます。

    実際には、これは古民家の解体費になるので、その他に諸経費などが加わった費用を請求されます。

    また、この相場はあくまで目安に過ぎません。実際とは大きく異なることもあるので、参考程度に留めておきましょう。


    2.2. 解体費用の内訳

    ここでは、解体費用の内訳について解説します。

    あなたは、古民家の解体費用でもっとも高い費用は何だと思いますか?

    実は、「人件費」が解体費用の中でもっとも高額な費用になります。

    そのため、古民家の規模が大きく、工事の複雑さが増すと、人が多く必要になるため、人件費が高騰してしまうので、注意が必要です。

    それでは、人件費以外にはどのような費用があるのか確認してみましょう。


    人件費

    前述した通り、古民家の解体費用でもっとも高い費用が「人件費」です。1人あたり15,000円~20,000円かかります。


    そのため、解体費用の3~4割を「人件費」で占められます。

    もし古民家の規模が大きい場合、業者に何人の作業員が必要になるか聞いてみましょう。


    仮設工事費

    仮設工事費とは、解体工事を円滑に行うために必要な費用です。

    これは、防音・防塵を目的とした養生の設置が主な費用になります。


    また、養生以外だと足場の設置や、仮設トイレ、仮設ネット、交通誘導などが仮設工事費です。

    解体工事には欠かせない費用なので、見積もりをしっかりと確認しましょう。


    重機回送費

    重機回送費とは、解体工事で使われる重機の運搬費のことです。

    古民家に限らず、解体工事に重機が利用される場合は必ず発生します。

    ただし、全ての解体工事に重機が使われる訳ではありません。道路が狭く、重機が入っていけない場合は手壊しで解体作業が行なわれます。


    もし、手壊しの場合は、通常の解体費用・工期が2~3倍になるので、あらかじめ業者と確認しましょう。


    外構の解体費用

    外構の解体費用になります。古民家の解体の場合、建物の周辺にある外構も解体されるので、その費用も請求されるのです。

    具体的には、ブロック塀や樹木、門などの撤去費用になります。

    外構が多い場合、費用も割高になるので、業者と確認を取りましょう。


    廃材処理費

    古民家の解体で生じた廃材の処理費用になります。

    解体で発生した廃材は全て処分する必要があり、この廃材を処理施設まで運ぶ運搬費も請求されます。

    処分の対象になる廃材は、例えば木材、ガラス、瓦など。廃材の種類と量によって費用が変わってくるため、見積もりをしっかり確認しましょう。


    諸経費

    内訳の最後には、「諸経費」という項目があります。この費用は、解体工事以外の費用のことです。

    具体的には、道路使用許可など申請費や、挨拶費、燃料費、保険料などがあります。


    解体業者によって、この諸経費の範囲がバラバラなので、諸経費について疑問に感じた人は、業者に「この諸経費には、どのような費用が含まれていますか?」と質問してみましょう。


    営業利益

    企業の利益です。解体工事を行なった場合、必ず発生します。

    営業利益は業者によって差がありますが、平均的に、解体工事費用の20%は業者の利益になります。

    つまり、200万円の解体費用だった場合、40万円は解体業者の営業利益です。


    また、誤解して欲しくないのは営業利益が低いから、高いからといって優良業者が見分けられる訳ではありません。

    そのため、業者の営業利益で優良業者を判断しないようにしましょう。


    3. 古民家の解体費用を安く抑える方法

    古民家の解体費用は、最低でも100万円前後の費用が必要になります。これは、非常に高額で、負担が大きいです。

    しかし、補助金を活用したり、自分で必要な申請を行うことで、解体費用を安く抑えられます。

    そこで、少しでも解体費用を安くするためにも、解体費用を安く抑える方法を見ていきましょう。


    3.1. 補助金を活用しよう

    補助金を活用して、解体費用を安く抑えましょう。

    じつは、自治体によって火災や震災、犯罪の発生を防ぐために、古民家の解体に補助金が支給されるところがあります。

    これは自治体によって違いがありますが、多いところでは解体費用の20%を補助してくれる自治体があるので、一度、自分の住む自治体に補助金が設けられていないか確認してみましょう。


    しかし、補助金制度を受けるには条件が決まっており、簡単に受けられるとは限りません。

    もし補助金を受けることが出来なかったら、ローンも検討してみましょう。


    ローンという手段も

    補助金が難しい場合、銀行からローンを借りる手段があります。

    このローンは、「空き家解体ローン」と呼ばれ、利用条件が低く、金利も低く設定されている物が多いので、お手軽にご利用できます。

    現在、空き家問題が深刻化しており、銀行もこのような社会問題に対応するため、空き家専門の解体ローンを提供しているのです。


    ただし、補助金ではなく「ローン」なので、いつかはお金を返さなくてはなりません。

    必要な資金をすぐに手にすることはできますが、補助金のように貰える訳ではないので、慎重に検討しましょう。


    3.2. 解体業者に直接依頼する

    解体費用を安く抑えるために、解体業者へ直接依頼しましょう。

    これは、中間マージンを発生させないためです。

    大手業者(ハウスメーカーやホームセンターなど)に解体を依頼した場合、下請けに解体を丸投げしている場合があります。


    この場合、下請けに仕事を通したということで「中間マージン」が費用に上乗せされ、通常よりも費用が高くなってしまうのです。

    このような事態を避けるためにも、なるべく中間業者を挟まず、直接業者に依頼しましょう。


    3.3. 自分で建物滅失登記を行う

    解体費用を安く抑えるためにも、自分で建物滅失登記を行いましょう。

    これは、司法書士や土地家屋調査士に委任することもできますが、その場合、手数料を請求されてしまうからです。

    自分で建物滅失登記を行うことで、通常4~5万円かかる費用を抑えることができます。


    ちなみに建物滅失登記は、古民家を解体した後、法務局にすぐ申請しなくてはなりません。

    もし、申請しないと10万円の過料が科され、固定資産税を延々と支払う羽目になります。

    なので、もし自分で建物滅失登記をする場合は、なるべく早く済ませましょう。


    3.4. 相見積もりを行う

    解体費用を安く抑えるためにも、相見積もりを行いましょう。

    なぜなら、一社だけの見積もりでは、適切な相場を知ることが出来ないからです。

    もし、一社だけの見積もりで済ませていたら、他に信頼できて、お得に解体を行なってもらえる業者を見逃しているかもしれません。

    そのためにも、古民家の解体を検討したら相見積もりを行いましょう。


    4. 古民家の活用方法

    古民家を解体する以外にも、古民家を活用する方法があります。

    むしろ解体するより活用してしまった方が、収益が入るかもしれません。


    例えば、店舗用賃貸物件にしたり、シェアハウスにしたり、民泊OKの賃貸物件として提供したり...活用の仕方を考えるだけで需要のある物件になります。


    また、最近では古民家の解体だけではなく、古民家の再生にも補助金を設けている自治体もあるので、解体だけでなく、活用についても検討してみてはいかがでしょうか?


    5. 古民家を賢く解体しよう

    ここまで古民家と古屋の違い、古民家の解体費用、解体費用を安く抑える方法、古民家の活用方法について解説しました。

    古民家の解体費用は、坪単価3~5万円が相場です。この費用は、木造建築の解体費用とほとんど同じ費用になります。

    そして、少しでも費用を安く抑えるには、補助金の活用や、相見積もり、自分で建物滅失登記を行うなど、様々な方法があります。

    古民家の解体費用を確認して、どこよりも賢く解体しましょう。