木造の解体費用はいくら?相場、内訳、安く抑える方法から補助金まで解説

【投稿日】

【更新日】

木造の解体費用はいくらになるのか疑問に感じませんか? 実は、木造の解体費用の平均は一坪あたり26,000円~45,000円になります。そして、もっとも解体費用の高い都道府県は東京・神奈川の32,000円~55,000円です。
  • 木造の解体費用は一坪あたり平均26,000円~45,000円
  • 最高値は東京・神奈川の32,000円~55,000円
  • この記事では、木造の解体費用の相場、内訳、費用を安く抑える方法、補助金を解説します。 最後までお読みになれば、木造の解体費用の疑問を解消できます。

    1. 木造の解体費用

    木造の解体費用を見ていきましょう。木造の解体費用は、一坪あたり平均で26,000円~45,000円になります。

    ただし、最高値は東京・神奈川の32,000円~55,000円、最安値が沖縄の20,000円~32,000円です。このように木造の解体費用は一坪あたり50,000円以下ですが、都道府県によって差があります。なので、お住まいの都道府県では解体費用の相場がいくらなのか把握しましょう。

    1.1. 解体費用の相場

    都道府県ごとの解体費用の相場、そして1坪あたりの解体費用の平均になります。ご覧いただけると都道府県ごとに解体費用の相場が違うことが分かると思います。

    都道府県 木造一軒家の1坪当たり解体相場 1坪当たり解体費用の平均
    北海道 21,000円~28,000円 24,500円
    青森 25,000円~38,000円 31,500円
    秋田 23,000円~27,000円 25,000円
    岩手 24,000円~40,000円 32,000円
    山形 22,000円~33,000円 27,500円
    宮城 25,000円~35,000円 30,000円
    福島 28,000円~32,000円 30,000円
    茨城 27,000円~40,000円 33,500円
    栃木 27,000円~48,000円 37,500円
    群馬 27,000円~32,000円 29,500円
    千葉 27,000円~40,000円 33,500円
    埼玉 27,000円~40,000円 33,500円
    東京 32,000円~55,000円 43,500円
    神奈川 32,000円~55,000円 43,500円
    山梨 23,000円~38,000円 30,500円
    長野 25,000円~48,000円 36,500円
    新潟 25,000円~48,000円 36,500円
    富山 25,000円~38,000円 31,500円
    石川 25,000円~38,000円 31,500円
    福井 28,000円~38,000円 33,000円
    静岡 25,000円~38,000円 31,500円
    愛知 27,000円~52,000円 39,500円
    岐阜 28,000円~42,000円 35,000円
    三重 22,000円~45,000円 33,500円
    滋賀 28,000円~35,000円 31,500円
    京都 26,000円~32,000円 29,000円
    大阪 30,000円~40,000円 35,000円
    兵庫 28,000円~38,000円 33,000円
    奈良 28,000円~35,000円 31,500円
    和歌山 28,000円~35,000円 31,500円
    鳥取 30,000円~45,000円 37,500円
    島根 29,000円~50,000円 39,500円
    岡山 26,000円~48,000円 37,000円
    広島 25,000円~50,000円 37,500円
    山口 26,000円~48,000円 37,000円
    香川 29,000円~38,000円 33,500円
    愛媛 28,000円~38,000円 33,000円
    徳島 26,000円~38,000円 32,000円
    高知 28,000円~45,000円 36,500円
    福岡 25,000円~52,000円 38,500円
    佐賀 25,000円~48,000円 36,500円
    長崎 25,000円~40,000円 32,500円
    大分 27,000円~38,000円 32,500円
    熊本 28,000円~33,000円 30,500円
    宮崎 25,000円~38,000円 31,500円
    鹿児島 28,000円~45,000円 36,500円
    沖縄 20,000円~32,000円 26,000円

    ちなみに解体費用の総額は「解体費用=坪数×延べ床面積+別途費用」によって算出されます。そして費用が上がる原因として大きいのが「別途費用」です。これは、周辺の撤去作業や、場所の確保、養生の設置、埋没物など予定外の費用が発生するため、通常より費用が多くなります。

    そのため、解体費用の相場はあくまで目安として抑えておきましょう。

    2. 解体費用の内訳

    解体費用の内訳を解説します。解体費用の内訳は人件費や処分費といった基本的な費用から、仮設工事費や撤去費といった別途費用で構成されています。

    それぞれ、どのような費用が内訳として組み合わさっているのか見てみましょう。

    2.1. 基本的な費用

    基本的な費用は大きく分けて5つに分かれます。「人件費」「機械費」「処分費」「設備撤去費」「諸費用」の5つです。これらの費用は木造に限らず、どのような現場でも必ず発生します。

    項目 内容
    人件費 解体工事に携わる作業員を雇用する費用です。解体費用のほとんどが人件費で占められています。
    機械費 重機の使用料・燃料費といった費用です。
    廃材の処分費 解体で生じた木材や、がれき、ガラスなどの処分費用が発生します。
    設備撤去費 電気・ガス・水道などの撤去費用です。
    諸費用 解体工事以外でかかる費用。床面積80m2以上でかかる建築リサイクル法による届出や、道路使用許可、建物滅失登記といった事務手続きなどの費用も含まれます。

    基本的な費用を抑えて、業者との交渉をスムーズに行いましょう。

    2.2. 別途費用

    基本的な費用の他に、別途費用が発生する場合があります。これは、想定外の事態が発生した場合、追加の費用として請求される費用です。費用の種類としては以下のようになります。

    項目 内容
    仮設工事費 近隣に配慮するため、防音・防塵効果がある養生を設置する費用です。
    交通誘導員費 交通誘導員を雇う費用です。
    基礎撤去費用 土間や基礎部分の撤去にかかりますが、範囲が建坪よりも狭い場合が多いので個別で計上されることが多いです。
    樹木撤去費 幹の太さにより価格が変わります。伐採か、抜根かによって費用が変わります。

    他にもブロック塀や物置の撤去、地中埋没物の撤去など、様々な種類の費用があります。あらかじめ、どのような費用が発生してしまうのか業者とよく確認しましょう。

    2.3. それぞれの相場

    基本的な費用、そして別途費用の相場をまとめました。

    費用項目 相場金額
    人件費 15,000円前後/人
    機械費 3,000~5,000円/坪
    廃材の処分費 5,000~20,000円/~
    設備撤去費 40,000~50,000円
    諸費用 計50,000円程度
    仮設工事費 500~1,000円/㎡
    交通誘導員費 15,000円前後/人
    基礎撤去費 3,000~5,000円/㎡
    樹木撤去費 10,000~50,000円/本

    上記の相場は、あくまで一例です。実際の現場では、費用として大きく違っている場合があります。なので、目安として相場を参考ください。

    3. 木造の解体費用を安く抑える方法

    木造の解体費用を安く抑える方法があります。それは、家財道具を自分で処分したり、繁忙期は避けるといった方法で費用を安く抑えられます。

    ただでさえ高額な解体費用は、生活の負担になりかねません。この費用を少しでも安くするためにも、費用を抑える方法を試してみましょう。

    3.1. 複数の業者から見積もりを比較する

    複数の業者から見積もりを取って比較しましょう。なぜなら、一社だけでは適正価格が判断できず、納得した価格で解体工事を依頼できないからです。

    例えば、見積もりを依頼した業者が悪質ならば、適正価格以上の費用を請求したり、下請け、孫請けに依頼して高額な中間マージンを請求している場合もあります。なので、最低でも2社以上の業者から見積もりを依頼して、その中でもっとも納得のいく解体業者に依頼しましょう。

    3.2. 家財道具は自分で処分する

    家財道具は自分で処分しましょう。なぜなら、家財道具の処分を解体業者に依頼すると、その処分費用を解体費用として上乗せされるからです。そのため、不要な家財道具は粗大ごみに出したり、リサイクルショップに売るなど、できる限り自分で処分しましょう。

    不用品回収業者に依頼をする方法もありますが、一般廃棄物の許可がない場合、不法投棄されて高額な回収費用を請求される場合があります。不法投棄されてしまった場合は、依頼した側も罰則が付くので、注意が必要です。

    家財道具を自分で処分して、解体費用を安く抑えましょう。

    3.3. 繁忙期を避ける

    繁忙期を避けて、なるべく閑散期に解体を依頼しましょう。業者によって繁忙期と閑散期は違いますが、閑散期に依頼した方が費用を安く抑えられます。閑散期は2月、9月に集中しています。

    できるだけ繁忙期の依頼は避けて、閑散期に解体の依頼をしましょう。

    4. 補助金について

    木造の建物に限らず、自治体より補助金が支給される場合があります。これは、年々増加している空き家問題に対処するためです。自治体によって補助金の条件、支給額、名称は違いますが、多くの自治体は解体費用の3分の1程度の補助金を支給してくれます。

    しかし、補助金では条件のハードルが高いと感じられるかもしれません。その場合、金融機関が提供している解体ローンを検討してみてはどうでしょうか。担保や手数料がない場合があり、条件のハードルが低く、金利も安いです。

    補助金、解体ローンを活用して、解体費用の負担をできる限り安く抑えましょう。

    5. 木造の建物を安心して解体しよう

    ここまで、木造の解体費用の相場、内訳、安く抑える方法、補助金について解説しました。

    木造の解体費用は一坪あたり、平均で26,000円~45,000円になります。この金額は都道府県によって違いがあり、東京・神奈川がもっとも高いです。

    あらかじめ木造の解体費用を把握して、安心して建物を解体しましょう。