家の詳しい解体方法を知っていますか?初心者にもわかりやすく解説

投稿日:

更新日:

家の詳しい解体方法を知っていますか?初心者にもわかりやすく解説

家屋の解体工事をするためには、想像以上に多くの手続きが必要なことはご存じですか?解体工事は、ただ建物を崩していくだけだと思っている方も、多いのではないでしょうか。一口に解体工事といっても、実はその裏でたくさんの業者が動いているのです。

街中で見かける工事は、その多くがブルーシートで覆われているので、中が見えないことがほとんどです。その中では、一体何が行われているのかを説明していきます。




1. 家の解体工事の依頼方法と事前準備

まずは、工事を始める前に必要な工程について、簡単に説明していきます。その工程の中には、業者が行うべきものと、依頼者が行うべきものがあり、その中の一つでも欠けてしまうと、着工することができません。

1.1. 業者探し

解体工事はまず、それを委託する業者を探すところから始まります。ハウスメーカーに一任してもよいですし、費用を安く抑えたいという方は、工事の発注を自分で行う「分離発注」という形をとることになります。
この分離発注をする時に、より優良な業者と出会うためのちょっとしたコツがあるのです。そのコツとは、以下の3つです。

  • 相見積もりをする
  • 現地調査には必ず立ち会う
  • 発行された見積もり書に疑問点がないかを確認する

では、それぞれについて詳しく解説します。

相見積もりをする

相見積もりとは、複数の業者に同じ条件で費用の見積もりをしてもらい、その結果を見比べて、最終的に委託する業者を決めるという手法です。依頼者自らが解体業者を決める際には、この方法をとることが一般的になります。

それぞれの業者でできること・できないことが変わってきますし、それにかかる費用もまちまちです。いくつかの業者に見積もり依頼をして、その中から納得できる内容のものを選びましょう

現地調査には必ず立ち会う

見積もり書を作成するにあたって、一般的な業者は必ず現地調査をします。現地調査をする主な理由としては、次のようなものがあります。

  • 実際の建物を見なければ分からない箇所の確認
  • 周囲の状況を確認し、持ち込む設備・養生の量を確定する

これらを確認せずに、正確な見積もりを行うことは、ほぼ不可能だと言ってもよいでしょう。現地調査を行わずに、作成された見積もりの内容がどんなに安くても、工事が始まってから「予定とは別のものを使用することになった」「予定よりも量が増えてしまった」と増額されてしまい、結局膨大な費用がかかってしまったという事態になりかねません。

また、現地調査の際に訪れた担当者の雰囲気も、業者決定の鍵となることもあるため、必ず立ち会うようにしましょう。

発行された見積もり書に疑問点がないかを確認する

見積もり書が発行されたら、項目を一つずつ確認していきます。明確な記載がないものに関しては、必ず担当者に質問をして、どの項目にどんなものが含まれているのかを、はっきりとさせておきましょう。こうすることで、後々の不当な追加請求を防ぐことができます。

ここまで無事に完了することができたら、いよいよ業者を確定し、発注を行いましょう。その際は、発注をする業者以外には、必ず断りの連絡を入れる必要があるため、注意しましょう。

1.2. 建設リサイクル法の事前申請

建築リサイクル法とは、一定以上の大きさを有する建物を解体する際に出た廃材を、リサイクルして再利用できるように加工するというものです。

この申請は、依頼者が国に対して行いますが、実際に廃材の分別・受け渡しをするのは、業者になります。廃材を受け取った処理業者が、国に向けて処理完了の連絡をすることで、廃材の処理は完了になります。この申請は、施工開始の7日前までに行うことが、国によって義務付けられています。

1.3. 道路使用許可申請

道路使用許可申請は、業者が手続きを行うものになります。工事の際に使用する重機等の道具が、公道にはみ出してしまうため、この申請を行う必要があります。多くの場合、費用がかかるので、見積もり書にこの項目があるかどうかを、確認するようにしましょう。

1.4. ライフラインの撤去依頼

ライフラインとは、水道を始め、ガスや電気、電話回線などを指します。解体の際には、これらの解約及び配線の撤去を行わなればなりません。

しかし、注意しなければならないことは、水道に関してです。水道だけは、工事中に使用する可能性が非常に高いため、停止の手続きをする前に、必ず業者に確認しましょう。この作業は、少なくとも施工開始の2週間前には始め、余裕をもって終わるように計画的に行いましょう。 

1.5. 近隣への挨拶

近隣への挨拶も、欠かせない工程の一つになります。解体工事をしている間に、騒音や重機などで迷惑をかけることになるので、これから解体のための工事をすること、また、大体の日程の目安等を伝えると良いでしょう。

挨拶回りをする際は、工事の責任者も一緒に行うことで、万が一のクレームにも柔軟に対応することができます。

2. 家の解体方法と工事の流れ

家の解体工事をする際の、おおまかな手順を解説していきます。解体工事には、依頼者が関わることはほとんどありません。ただし、大体の手順を把握していれば、より一層安心して業者に作業を一任することができるでしょう。

2.1. 養生

養生とは、解体の際に発生した木屑や、コンクリートの破片の飛散を防ぐために設置する囲いで、一般的な民家の場合は、主にブルーシートを使用します。見積もりの際に行う現地調査には、この養生の設置のための下見という理由もあります。

2.2. 設備・内装の撤去

家具や小さな家庭ごみが、依頼者の手によってきちんと片付けられていることが確認できたら、蛍光灯やガラスなどの内装を、ひとつずつ手作業で細かく分別をしながら剥がしていきます

また、この時に新たに、アスベスト等の特殊な素材が確認された場合には、工事の完了後に費用が追加される場合があります。

2.3. 重機による解体

大体の内装の撤去が完了したら、重機による解体作業が始まります。ここからは、とても早いスピードで作業が進むため、短期間で終えることになります。重機が大きく公道にはみ出したり、近隣の住民に大きく影響が出る場合には誘導員を配置し、人間の安全第一に作業を進めていきます。

ここで出た廃材は、リサイクルできるものとできないものに分けられ、それぞれ別の処理施設に運ばれることになります。リサイクルできるものが多ければ多いほど、買い取ってもらえるものが増えるため、その分費用も安く済むことになります

2.4. 整地・清掃

解体が完了し、廃材の回収作業を終えると、整地に入ります。家を崩して、デコボコになった地面を平らに整えながら、小さなごみを取り除いていきます。重機を使って土を踏み固めたら、整地の完了です。また、周囲の公道に散らばってしまった土やごみも、この時点できれいに洗い流し、近隣に迷惑がかからないように片付けをします。ここまでで、業者による解体工事は終了です。

工事完了の連絡を受け次第、現地へ行き、要望通りに解体が行われているかを確認し、近隣へ工事終了の挨拶を行います。そして、とくに不備が発覚しなければ料金を支払い、終了となります。この時、もしも要望通りに施工されていなかった場合には、必ず費用を支払う前に業者へ連絡しましょう。そして、納得できるまで話し合いをして、きっちりと解決することが大切です。

3. 信頼できる解体業者を選ぶためのポイント

確実に安心して、業務の委託ができる解体業者には、いくつかの条件があります。費用面だけでなく、様々な視点から業者を見比べて、信頼できる業者を選んでいきましょう。

3.1. 許可証の確認・保険加入の有無

解体業者が所持しているべき許可証には、「解体業を行う許可証」と、「廃棄物の収集・運搬を行うための許可証」の2種類があります。とくに前者は、持っている許可証の種類によって、請け負える費用に差が出てくるので、注意して確認を行いましょう。

「解体工事業登録」の場合は、費用が500万円未満の工事のみ行えます。一方「建設業許可」の場合は、それ以上の費用がかかる工事に関しても、行うことができます。

また、解体業者が保険に加入しているかの確認も重要になってきます。保険への加入をしていなかった場合、もしも近隣住民とのトラブルが起きてしまった際に、大きなリスクを伴います。また、場合によっては業者だけでなく、依頼者にまで責任を問われることもあります。トラブルの内容によっては、裁判にまで発展してしまうこともあるため、こちらの確認もしっかりと行いましょう。

3.2. 実績の確認

例えば、過去に実績のある業者とない業者では、前者のほうが信頼性が高いと感じる人は多いのではないでしょうか?過去に良い実績を上げているほど、契約内容に満足した利用者が多いということなので、安心して契約をすることができます

したがって多少費用が高くても、より多くの実績を上げている業者を選ぶことも、一つの手かもしれません。

3.3. 見積もり内容と説明に納得ができるか

見積もり内容が、どんなに明確かつ詳細に記載されていたとしても、一点でも納得できない箇所があれば、契約をするべきではありません。見積もり書に、納得の行かない箇所がある場合には必ず相談をして、納得のいく形に変えてもらうか、それができない場合には、他の業者への委託を検討しましょう。

ただし、業者に見積もり書の説明を求める際には、「こちらの業者ではこうだった」「あちらの業者では同じ内容でももっと安くしてもらえた」など、他社の見積もり結果を持ち出して交渉をすることはやめましょう。どの業者も、自社でできる最高品質のものを、それに見合った金額で提示してきているはずなので、その行為はマナー違反となってしまいます。

4. 家の解体工事を円滑に進めるための注意点

家の解体工事を円滑に進めるためには、注意するべき点がいくつかあります。

4.1. 近隣住民への挨拶と説明は十分に行う

工事を行ううえでは、依頼者である自分と業者の関係だけでなく、近隣の住民との関係にも注意しながら、作業を進めていかなければなりません。そのため、工事を円滑に進めるための注意点としては、これが最も重要だと言っても過言ではありません。

工事開始前の挨拶を始めとし、終了後のアフターケアとして、工事中に不具合はなかったかを確認することも、依頼者の義務となります。もしも不具合があった場合には、費用を支払う前に業者へ連絡をして、対応してもらうようにしましょう。費用を支払った後で不具合を訴えても、既に終了している契約として、対応してもらえないことがあるので、注意したいです。

4.2. 騒音や振動に対する対策について業者に確認しておく

近隣の住民から質問を受けたときに、主に対応を行うのは依頼者本人になります。その時、もしもクレームを受けたとしてもすぐに答えられるように、騒音や振動に対して、具体的にどのような設備で対応しているのかを、あらかじめ確認しておく必要があります

近隣住民との関係性を悪化させないためにも、疑問点としてあがりそうなことは、一通り確認しておくと良いかもしれません。

4.3. 工事の内容や届出について入念に確認

工事を始めるにあたって、最終的にどのような状態にするのか等、業者と念入りに相談をして決めていきますが、その内容は必ず書面で残しておくようにしましょう。そうしておくことで、工事の完了後に「元々約束していた状態と違った」ということになった際にも、大きな問題にすることなく解決することができます。

また、実際に動き始める前には、どのような手続きや申請が必要なのか、それぞれいつまでに終わらせなければいけないのかを、しっかりと業者に確認し、不備のないよう確実に進められるように準備していきましょう。

5. 流れを把握して解体工事をスムーズに進めよう

解体工事は、業者に委託して進めることが多いとはいえ、依頼者が自ら行わなければならない手順も多く存在します。たくさんの労力がかかるからこそ、簡単に済ませられることは、早めに済ませてしまいましょう。業者選びのためには、相見積もりが必須となりますが、業者それぞれに同じ内容を、何度も伝えることは手間も時間もかかってしまいます。

そんな時にオススメなのがこちらのヌリカエというサイト。短時間で簡単に見積もりをすることができるため、忙しくてなかなか時間が取れないという方にもオススメです。

5.1. 解体業者選びならヌリカエの一括見積もりがおすすめ

簡単に一括見積もりができるヌリカエなら、簡単な質問に答えていくだけで、面倒な手間も時間も省いて、一気に複数業者での一括見積もりをすることができます。家屋の解体を検討している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。